憲法改正論議を深めよう
現行憲法施行から67年目を迎えた今、憲法改正の議論が活発になってきた。これまで、あまり世間では議論されなかった憲法問題が今なぜ。それは、先の衆議院選挙で自民党が大勝し、また憲法改正を是とする政党が出現し、憲法改正が現実味を帯びてきたからだろう。国民が憲法を深く考える絶好の機会である。

現行憲法は、GHQの主導で作られたことはご承知の通りである。たとえ米国が作成したとしても、これまでの日本の平和と発展を築いてきた功績は大きい。
しかし、その憲法も時代と共に現実とのギャップが生じていることも事実である。特に新たに発生する問題について対応が出来ない状態は異常であると考えなければならない。
例えば、東日本大震災が発生し、それこそ想定外の被害が拡大している状態でも非常事態宣言を政府はためらい、結果発することをしなかった。そして多くの犠牲を出してしまった。いうまでもなく、国家の最大の任務は、国民の生命・財産・権利を守ることであるが、いざ大規模な自然災害や外敵からの攻撃など国家的非常事態が発生した時は、国家が責任をもって統治しなければならない。
しかし、緊急事態の対応については一応法律で定められているが不備な点が多い。憲法に規定されていればもっと違った対応が出来たはずである。自然災害だけでなく、北朝鮮のミサイル問題や領土をめぐる中国・韓国との摩擦など隣国との緊張も高まる中、はたして現憲法で日本国民を守り切れるのか国民全体で考える時期が来ていることは間違いない。

さて、現在議論されているのは、96条の改正である。
現行96条は、改正の発議には衆議院・参議院両院でそれぞれ3分の2以上が必要であるとしている。
これを過半数に引き下げるというものが改正論議である。
改正のハードルを下げる事には様々な議論があるが、これまでなぜ憲法改正の議論が深まらなかったのか。どうせ議論をしても、発議の要件が高すぎて不可能であるという諦めがそうさせていたのではないだろか。そのことが結果、時代に合わない憲法を黙認し、時代に対応しきれなくなったと私は考える。
各条改正の前に、まず、国民は自分たちで憲法を作ることが出来ることを再認識すべきであろう。

日本人が、日本人の手で我々の価値観で国のかたちを作る時がやってきました。今こそ深かめよう憲法改正論議を!
2013年5月3日

3月おすすめの本
3月に読んだ本です


■琉球検事・封印された証言/七尾和晃 著 東洋経済新報社

終戦後、日本と米国に翻弄された琉球。元琉球検察庁の検事たちの証言を元に激動の沖縄戦後史が甦る。
普天間・オスプレイなどの諸問題の底流に流れるものは何かが明かされる。


■]ノートを追え!中央集権システムを解体せよ/穂坂邦夫 著 朝日新聞出版

日本を借金漬けにした仕組みは何かを元埼玉県議会議長が小説にする。
消費税のアップや事業仕分けなどでは解決できない現在の財政状況。
国家破綻寸前で取らなければならない秘策が描かれている。
地方議員は必読を。


■リーダーになる人に知っておいてほしいこと/松下幸之助 述 PHP研究所

松下幸之助氏が松下政経塾の塾生に対して行った講話を取りまとめた書です。
リーダーとしての責任や役割・覚悟など・・・。
「知識ではなく知恵」知識でわかるのではなく、心で分かる。
いわゆる「悟り」が大切と説いています。
2013年3月30日

2月おすすめの本
2月に読んだ本を紹介します


■救命ー東日本大震災医師たちの奮闘ー/海堂 尊 監修 新潮社

仙台の高校時代の歯科医である先輩に、当時の話を聞かせてくださいと尋ねたら「救命」を読めば医師・歯科医師の対応ぶりが分かると紹介を受けました。
9人の医師・歯科医師たちの想像を絶する現場での奮闘が書かれています。


■リンゴが教えてくれたこと/木村秋則 著 日経プレミアシリーズ

絶対不可能とされていた、リンゴの無農薬・無肥料栽培を成功させた木村秋則さんの体験記です。
自然には何一つ無駄なものはないことに気づき「奇跡のリンゴ」を実らせました。
9年目にして花をつけ、それまではほぼ無収入その苦労は計り知れません。
先日、高知にも講演で来ていたみたいです。


■海辺の光景/安岡章太郎 著 新潮文庫

高知県出身の芥川賞作家・安岡章太郎さんがお亡くなりになりました。
安岡家は、私の故郷、香南市香我美町山北にもご縁があり、そのルーツを「流離譚」に書かれています。
「海辺の光景」は、主人公、信太郎が精神病の母が亡くなるまでの最後の9日間の病室での心の変化や死に対する思いが描かれています。
2013年3月2日

アベノミクスに賭ける!
安倍政権が誕生以来、株価も円相場も順調に推移をしている。
政権支持率も上昇し国民にも一定評価をいただいている。
大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の三本の矢をもって経済成長を図る「アベノミクス」。
これをデフレ脱却の最後のチャンスとして取り組んでいかなければならない。

しかし、先日県内の各市町村訪問をしたときにこのような意見が出てきた。
「アベノミクスというが、円安は燃油は上がるし資材も上がる。
株価も上がったところ、地方にとってはメリットがない。」と。
確かに地方経済が直ぐに好転することないだろうが、これをしばらく良しとして推し進めていかなければデフレからの脱却は出来ないのである。
大企業の経営が好転し、賃金が上がりその後そのお金が地方にも回ってくる。
これには段階もあることは認識していただきたい。

本県も、今回の補正予算では県事業で380億円、市町村事業で170億円を見込んでいる。
25年度当初予算も8年ぶりに4400億円台の大型予算である。
景気は気からとも言われる。マスコミもバラマキ予算だのまた自民党の選挙対策などと批判も見られるが、ここは国民が一体となってこのアベノミクスに賭けてみることが景気回復にとって一番必要なことと考える。

ここまで政治家、官僚、学者、経済人、マスコミ達は、景気が悪化する中で何をしてきたのか。理屈ばかりで何もしていないのである。結果が証明している。
私は経済学者でないので細かい理論は分からないが、政治家として今の取り組みや金の流れは十分理解できる。
後は国民の積極的な支持が成否を分けるだろう。
賭けようではありませんかアベノミクスに!
2013年2月18日

建国記念の日を祝う
皇紀2673年、今日は日本書紀にある神武天皇が初代天皇に即位をした日である。
明治5年に紀元節として制定されたが昭和23年に廃止となる。
自民党が建国記念日制定の法案を提出するもなかなか成立をみなかった。
そして、昭和41年「建国記念日」ではなく「建国記念の日」とすることで社会党も妥協をして成立をみた。
ニュースでは建国記念の日の反対集会が開かれている様子がみられるが、なぜ国の誕生日ともいえる日を反対するのか理解に苦しむ。
反対者は、天皇イコール戦争であり、建国記念の日イコールこれまた戦争である。
現代社会でいまだにこんな考えを持っている人がいることも信じがたい。
ニュースでは憲法改正を心配する声を拾っていたが、そんな議論は5月3日の憲法記念日にすればよい。
毎年、祝う式典のマスコミの扱いは、反対集会より小さい。マスコミの罪は大きい。
歴史を忘れ、自らの生い立ちを知ろうともしない日本国民。
このままでは確実に国は滅んでいくことだろう。
今こそ素直に祝おうではありませんか、日本国の建国を!
2013年2月11日

1月のおすすめ本
1月中に読んだ本を紹介します。

■維新・改革の正体   藤井聡 著

日本を没落させたのは誰かを、京都大学教授で現在内閣官房参与
である藤井聡氏が、角界の権威と対談をしながら暴く。特に、日本が
米国の財布になっていることなど、根拠もしっかりと書かれている。


■日本人としてこれだけは学んでおきたい政治の授業  屋山 太郎 著

国家観や歴史観のない現代の政治家を痛烈に批判。また、政局より
大切なものは何かを元時事通信社の記者としての感性から提唱。
松下政経塾での講演を完全収録。


■勝つ司令部、負ける司令部  生出寿 著

ロシア艦隊に完勝した東郷平八郎と米国艦隊に完敗した山本五十六の
違いを分析。名人事のベストメンバーを選んだ東郷。迷人事といわれた
温情人事の山本など、勝敗の分岐点を海軍兵学校生の著者が徹底分析。
2013年2月3日

古事記を全国のホテルに
先日、明治天皇陛下の玄孫・竹田恒泰先生が来高された。
一緒に食事をさせていただいたが、さすがに旧宮家出身の雰囲気や重みを感じた。
古事記の話をいただいた。
竹田先生は、全国のホテルに古事記を配布する事業に取り組んでいる。
全国のホテルには、どこへ行っても聖書が置かれているのにお気づきだろうか。
あれは、キリスト教の布教の一環で無償配布されたそうである。
そこで、竹田先生は、聖書が置かれるならば、日本の国の成り立ちが書かれている古事記を配布しなければと立ち上がった。
現在、1万4000冊、配布また注文が来ているそうだ。
全国の室数は140万室、およそ1%に当たる。財源は、寄付金で賄っている。
古事記といえば何か古典の世界で難しいと思われがちだが、現代語訳は気軽に読める。
確かに名前を覚えることは困難ですが・・・。先生は、名前は覚えなくていいですよと。
要は、日本の国がどう出来たのかの流れが分かれば良いそうだ。
八岐大蛇、因幡の白兎などの神話も出てくる。あらためて読んでみたい。
歴史家アーノルド・トインビーは、「12,3歳までに民族の神話を学ばなかった民族は例外なく滅びている」と言っている。
竹田先生は、戦後日本人が神話を知らなくなったことに危機を感じ、このプロジェクトを実行。皆さんも応援してくださいね。
2003年1月29日

衆院選挙区区割り案「東西型」を支持
21日、本県を現行の3から2選挙区にする場合の区割り改定案と基準について尾崎知事に意見照会をしたとの記事が朝刊に掲載された。
本県2選挙区の区割りについては、高知市を分割して県土を2分割する「東西型」と、高知市を中心に周辺市町村とあわせた区域で1選挙区、その他で1選挙区という「饅頭型」の二つの案がある。
私の意見としては、「東西型」が良いと考える。
本県が抱える課題は、中山間地域の過疎化、高知市に人口が集中しての過密化、など人口減少が要因のものである。それらの対策は、都市や過疎地がそれぞれ対策をおこなっても解決できるものではない。本県をトータルに考え対策をしていかなければならない。
もし、饅頭型になると、高知市選出の議員は、本県における都市型の政治を目指し、室戸から清水までの選挙区の議員は、中山間地域中心の地方の政策に偏っていくだろう。そうなると、高知県の全体像の議論はなくなり、本県においても「都市対地方」の構図が生まれる恐れがある。それは、本県の発展を阻害するものである。
それぞれの議員が、都市部や過疎部の抱える課題を認識して県民の声を国会に届けることが発展に繋がるものと考える。
また、どう考えても室戸から清水は広範囲になりすぎ、あまりにも非効率である。私は、知事と同様に「東西型」を支持する。
2013年1月22日

体罰は教育の敗退である
大阪市立桜宮高校教員の体罰が問題となっている。
体罰は愛の鞭であり、ある程度までは容認する向きもあるが、私は絶対に行ってはならないと以前から思っている。なぜならば教師による体罰は、仕返しがされない立場での一方的な行為である。
また、進学や就職を左右する内申書を人質に取っているわけで、これほど卑怯な行為はない。
体罰教師は、気合を入れることで競技力が向上するとの思いもあるかもしれないが、それは理論や見本を示すことが出来ないことを自ら認めているのである。教育を専門に研究をしている方は、体罰は自分が見本を示せない競技や指導者に多いと言っていた。その通りであろう。

これほど体罰が問題になっているが、体罰を行う者は、今でも平気で繰り返していると考えられる。それは、自分だけは生徒や保護者との信頼関係があるから大丈夫であると。これは、愛の鞭と自分に言い聞かせていることでしょう。だから、桜宮高校のバレーボール部で繰り返され、バスケットボール部の顧問にも反省はなかったのである。

一発二発のビンタは愛の鞭と容認したら何発目から体罰になるのか。そんな馬鹿げた議論はあってはならない。
また、言葉の暴力も体罰に入るだろう。私も良く出くわす場面だが、子供たちが震え上がるくらい汚い言葉で罵倒する。そこまで言えるほどその教師は偉いのか。人権を無視した行為は厳に慎まなければならない。
指導者は、勝利に向かって指導することのほかに、その競技を卒業しても愛し、生涯にわたって続けてもらうことを教えることも大切である。

私は、中学校、高校と剣道部に所属していた。
稽古は厳しく毎日その厳しさから逃れたい思いを持ちながらも耐えてきた。
しかし、一度も体罰は受けたことはない。だから、今でも剣道を続け、不器用ながらも六段をいただき稽古に励んでいる。それも素晴らしい尊敬できる指導者に恵まれたからである。
また、しつけには厳しい父親も私を叩いたことはない。そして、私も息子や娘に暴力を振るったことはない。
殴られて育った者は、大人になって同じことを繰り返すとも言われている。DVや児童虐待も同根である。
暴力の連鎖を断ち切るためにも体罰は根絶する必要がある。
2013年1月15日

謙虚な政治を目指して
昨年末に衆議院議員選挙が行われ、自民党が3年4か月ぶりに政権を奪還しました。
これまでの民主党政権は、迷走を繰り返し日本の国益を損なわせたことは皆さんご承知の通りです。今まさに失われたものを取り戻さなければなりません。それは、強い経済・強い外交・強い国防、そして強い国土であり、いわゆる強靭なる日本であります。
新政権発足以後、株価は回復し、円相場は円安へと向かい始めています。しかし、これは現在のところ自民党政権に対する期待感のご祝儀相場でしかありません。株高円安を維持発展させるためには、選挙で掲げた公約を着実かつ速やかに実行することが必要です。これが頓挫してしまえば、国民は政治家不信に留まらず、政治そのものに不信を抱き、さらに政治離れが加速してしまうことでしょう。そうならないように、これからの安倍政権の政策に期待をするところです。

さて、保守政党である自民党は、今一度、保守主義とは何かを明確にしなければなりません。
イギリスの政治家エドマンド・バークは、「保守主義とは祖先から受け継いだ伝統的な知恵を尊重し、それを子孫に受け継いでいく哲学である」と言っています。この言葉の裏には、人間は、多くの間違いを犯す不完全なものであり、その場しのぎの浅知恵で政治を行えば、国を滅ぼしてしまう恐れがあることを警鐘しているのではないでしょうか。民主党政権は、改革という名のもとに、伝統的な知恵を無視し、国のかたちを変えようとしました。このことに無理があり失敗があったと考えます。
また、「真の保守主義は、保守のイデオロギーを堅持しつつも、イデオロギーそのものには至上価値を置かず、常識とか伝統とのバランスを常に考え、謙虚でなければならない」とも言っています。今回の選挙で自民党は大勝しましたが、この中で忘れてはならないことがバークが考える謙虚であるということです。野党の声にも耳を傾けながら謙虚で寛容な政治を行うことが日本の安定した発展に繋がっていくものと信じています。

今年の干支は、「癸巳」です。陽明学者の安岡正篤師は、「癸」という干は、万事筋道を立てて物を考え処理していけば繁栄に向かうが、この筋道が誤ったり、失われた時は世が混乱し、すべてがご破算になってしまう恐れがあると言っています。
また、「巳」という支は、従来の生活に終わりを告げ、新しいものが始まることを表しているとも言っています。まさに、「癸巳」は、生まれ変わった現在の政治の姿を表しています。
私も、自民党議員として、国のかたちを守りながら、道筋を立てた政策を立案し謙虚な政治を行っていく覚悟で今年一年邁進してまいります。
2013年1月14日